完全食とは、1日に必要な栄養素をバランスよく含んだ食品・食事のこと。
日本ではまだまだ認知度の低い完全食。
しかし大手食品メーカー「日清食品」が参入したことや、健康志向の方が増えてきたことによって徐々に広まってきました。
私はこれまでに国内のものから海外のものまで、リニューアル前のものも含めると30種類以上の完全食を試してきました。
今回は「完全食おすすめランキングBEST5」と題して、日本で(簡単に)買うことができる完全食から、私のおすすめのものをご紹介します。
興味のあるところから読んでいってください。
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完全食(完全栄養食)とは
完全食とは健康を維持するために必要な栄養をすべて含んだ食品、あるいは食事のこと。
極論「これだけ食べていても不足する栄養素はないから大丈夫」というものです。
足りない栄養素をサプリメントで補うくらいなら、最初から全て入っている完全食を選ぶという方もいるよう。
1食分では、カロリー的に不足するものがほとんど。
完全食とうたっているものの中でも、1食分のカロリーが1日の1/3を満たしているものは少ないです。
というよりも年令や性別・活動量によっても消費カロリーが違うので個々人で調節する必要があります。
例えば、人気Youtuber水溜りボンドのカンタ君が「HUEL ready to drink」という完全食を試したときには、1本で1食分のカロリーが摂取できると勘違いしていました。

完全食を利用するときには、それがどれくらいのカロリーなのかを理解しておかなければなりません。
逆に、カロリー計算がしやすい分ダイエットに応用することもできます。
完全食を利用する人の3タイプ
完全食を利用する人は以下の3タイプ。
- 食に興味がない人
- 栄養バランスを気にしている人
- ダイエットを考えている人
「時間短縮になる」という理由はそれぞれに当てはまると思います。
食に興味がないタイプ
まず1つ目は「食に興味がないタイプ」
「食べることはとりあえずの栄養補給」という方は、実は結構多いんです。
食べることにあまり興味のないタイプの人はついつい食事を抜いてしまったり…。
そのようなタイプの人はドリンクタイプやパウダータイプなど、飲み物で済ませられる完全食がおすすめです。
栄養バランスを気にするタイプ
普段の食事がコンビニ飯・ファストフードなど。
私はこのタイプ。
カラダに悪いって知ってるけど、手間のかからないコンビニ飯を選んでしまいます。
完全食に変えることで、バランスのとれた食事に変更することができます。
ダイエットに利用するタイプ
「完全食ダイエット」はまだまだ一般的ではありませんが、ダイエットに利用する方もいます。

今回紹介する完全食は大抵の場合、1食分のカロリーは1日に必要なカロリーの1/3になりません。
例えばベースブレッド(パン)は、2個で441kcal。他のものも食べることを前提に考えられています。
カロリーを抑えつつ、ビタミン・ミネラル食物繊維をバランス良く摂ることができるので、ダイエットにも効果的。
私の場合は、栄養バランスを考えて始めましたが、結果的にダイエットにも利用することになりました。
完全食の紹介【全7社】
私が食べてきた全てを紹介すると大変なことになるのでメーカーごとに、簡単に紹介していきます。
COMP:ドリンク・パウダー・グミ

COMP
パウダードリンクグミ
COMPは「手軽さ・時短」を売りにした完全食です。「ドリンク・パウダー・グミ」の3種類を展開していますが、長所は時短。実はグミは開けて食べるだけなので一番時間がかからない。
商品 | 価格/1食 | カロリー/1食 |
---|---|---|
COMP POWDER | 350円 | 400kcal |
COMP DRINK | 520円 | 400cakl |
COMP GUMMY | 500円 | 400kcal |
ドリンクとパウダーはそれぞれ「豆乳」に近い味がします。
グミはUHA味覚糖とのコラボで作られている本格派。個人的にはCOMPの中ではグミがイチオシ。(結構硬めです。)
2019年末にはアニメDr.STONE(ドクターストーン)とのコラボなどを行い、週刊少年ジャンプにも載りました。

ドリンクとパウダータイプは咀嚼することが無いので、食事としての側面は排除。
完全に栄養補給に振り切った形。
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BASE FOOD:麺・パン

BASE FOOD
パン麺
BASE FOODのコンセプトは「食べる完全食」主食である「パン」と「麺」をベースブレッドやベースヌードルに置き換えることで、栄養バランスのとれた食事に早変わりします。
商品 | 価格/1食 | カロリー/1食 |
---|---|---|
BASE BREAD | 390円 | 441kcal |
BASE NOODLE | 390円 | 377cakl |
普通のロールパンに比べて糖質が35%カットされている上、全粒粉など穀物や大豆由来の食物繊維が6.8g含まれています。
全粒粉タイプのパンが食べられる人は、何の違和感もなく食べることができるはず。
ベースヌードルには植物由来のたんぱく質が31.5g含まれています。
たんぱく質豊富と言われているパスタよりも多くのたんぱく質を摂取することができます。
置き換えるだけで簡単に栄養バランスを取ることができます。
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日清食品(All-inシリーズ):麺

All-in シリーズ
麺
超大手の日清食品はやっぱり「麺」で勝負でした。『栄養ホールドプレス製法』という、麺の中心部分に栄養素を入れ込む形で麺を作っています。All in PASTAとAll-in NOODLESという2種類の麺があります。
商品 | 価格/1食 | カロリー/1食 |
---|---|---|
All-in PASTA(麺のみ) | 432円 | 312kcal |
All-in NOODLE(麺のみ) | 432円 | 333cakl |
カップ麺タイプ | 648円 | 商品による |
All-in PASTAは、苦味が強く不人気でしたが2019年の12月にリニューアルし麺の苦味が改善されました。
同じ麺類ということで、ベースヌードルと迷うところですが、調理方法によって優劣がかわります。

カップ麺タイプはで600円(税抜)ということで、ちょっと高いなという印象。
「完全食」ということを考慮すればギリギリ許容範囲かな?
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HUEL:ドリンク・パウダー

HUEL
パウダードリンク
イギリスの完全食HUELは、ボトルタイプとパウダータイプがあります。コスパで考えると完全食の中でもトップ(パウダータイプ)。フレーバーも複数あります。
商品 | 価格/1食 | カロリー/1食 |
---|---|---|
HUEL POWDER | 265円 | 400kcal |
HUEL Black Edition | 285円 | 400kcal |
HUEL Ready to Drink | 613円 | 400cakl |
ボトルタイプは「ベリー・バニラ・チョコ」の3種類の味があります。
パウダータイプは「通常・グルテンフリー・低糖質版」の3種類があります。
グルテンフリー版は飲んだことがないので、味はわかりませんが新発売の低糖質版は個人的にはちょっと無理な味でした。
通常版のパウダータイプは、自分は好きなのですが友人は「無理」と言います。食べ物なので好みがあるんでしょうね。
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SAICOOL(REAT):スープ

REAT
スープ
REATは「新栄養スープ」。食べる直前に栄養パウダーをかけることで、熱で失われがちな栄養素を補給します。スープは具沢山で満足感があります。
商品 | 価格/1食 | カロリー/1食 |
---|---|---|
REAT トマト&チキン | 733円 | 258kcal |
REAT 枝豆とキヌア | 733円 | 280kcal |
スープ型の完全食REATは、「トマト&チキンスープ」と「えだまめとキヌアの雑穀スープ」の2種類があります。
完全栄養と言っているのは「トマト&チキンスープ」の方になります。
加熱調理によって失われてしまう栄養素を、食べる直前にパウダーで入れるという2段階方式を摂ることで栄養を確保しています。
トマト&チキンのスープには、ゴロゴロとした大豆や枝豆がたくさん入っていて満足感がありますし、ふつうに美味しいです。
えだまめ&キヌアの雑穀スープは残念ながら美味しいとは言えない味…。
トマト&チキンのスープの圧勝ということで、もし買うならトマト&チキンがおすすめ。(ただ、価格が高い…。)
- REAT トマト&チキンスープ
- REAT えだまめとキヌアの雑穀スープ

マージェリック:カレー

からだ喜ぶ満点カレー
カレー
からだ喜ぶ満点カレーは、「カレーは完全食」を本当の完全食にしたもの。18雑穀を配合したレトルトカレーで、食物繊維も豊富。鶏肉がデカくて嬉しい。
商品 | 価格/1食 | カロリー/1食 |
---|---|---|
からだ喜ぶ満点カレー | 500円 | 304kcal |
普通のレトルトカレーのように作りますが、レンジに直接入れられるタイプではありません。(お皿に移せば大丈夫。)
1食304kcalなので、ご飯と合わせても500kcal程度。
鶏肉もしっかりと大きく食べごたえがあります。
- からだ喜ぶ満点カレー

IDEA:バランサー
商品 | 価格/1食 | カロリー/1食 |
---|---|---|
バランサー バナナ | 198円 | 55kcal |
バランサー ベリー | 198円 | 55kcal |
バランサーは普段の食事にプラスするタイプ。
マルチビタミン・ミネラルの錠剤と違う点は「たんぱく質10g」が同時に摂取できるという点と、ジュースのように飲めるというところでしょう。
味の種類は「フレッシュバナナ」と「ミックスベリー」味。
- BALANCER(フレッシュバナナ)
- BALANCER(ミックスベリー)

完全食おすすめランキングBEST5【2020決定版】
お待たせしました。完全食おすすめランキングの発表になります!
なお、ランキングは完全に筆者の主観となります。
- 価格は適切か。続けられそうか。
- 美味しく食べられるor飲めるか。
栄養面はそれぞれクリアしていると思いますので、価格と味で判断しました。
1位:BASE BREAD(パン)
2位:からだ喜ぶ満点カレー(カレー)
3位:All-in PASTA(パスタ)
4位:HUEL POWDER(パウダー)
5位:COMP GUMMY(グミ)
なぜこの順位にしたのかという理由をお話していきますね。
第1位:BASE BREAD(パン)
完全食おすすめランキング第1位は「BASE BREAD」です。
- 「主食」を置き換えるだけという手軽さ。
- 「食べる」完全食であるということ。
- 1食390円という価格設定。
- パンが普通に美味い。
- ハンバーガーアレンジなどがしやすい。
パンをハンバーガーにしたり、麺を焼きそば風にしたりと幅広いアレンジが考えられます。
テリヤキチキンバーガー😋
ムシャムシャ😋
😳うっま!
大成功かよー😋👍👍👍#BASEFOODCAMP #ハンバーガー🍔 pic.twitter.com/dAeLn5pW1c
— タンジ@BASEFOODCAMP (@tanjilog) January 28, 2020
誰にでもオススメできるという点で、ベースブレッドが1番。普通の主食を置き換えるだけで栄養バランス完璧です。
全粒粉パンやブランパンなどを美味しく食べられる人であれば、美味しいと感じるはず。
BASE FOOD でダイエットにも成功しましたので、個人的には1番おすすめですね。
美味しく食べてダイエット成功って最高でしょ?
麺もいける。
ベースヌードルの方も美味しく食べることができます。
個人的には、ベースヌードルは和風アレンジが最も合うと思います。
初回スタートセットがオトク。
パンだけ購入の場合はAmazonから買うことができます。
ヌードルも試してみたい場合は、初回購入のスタートセットでパンも麺も半額で買うことができます。
第2位:からだ喜ぶ満点カレー

第2位は「からだ喜ぶ満点カレー」です。
- 普通にボリュームもあってウマい。
- 「カレーは完全食」を本当にしたところ。
- 500円ならギリ許容範囲
ドロドロ系のカレーが好きなので、個人的な好みに合っていたというのもあって2位になりました。
レトルトカレーは100円~300円くらいのものを普段食べているのですが、500円…うーん!完全食だし!という気持ちでw
具もでかいし、満足です。
第3位:All-in PASTA

第3位はリニューアルしたAll-in PASTA(麺のみ)です。
リニューアル前は苦くてダメでしたが、リニューアル後はいい感じになりました。
市販のパスタソースと合わせて食べたほうが安く済みますし、いろいろな味を試せるので麺のみを3位としました。
NOODLESの方は、焼きそば風が美味しく食べることができます。
第4位:HUEL POWDER(通常版)
第4位はHUEL POWDER(通常版)です。
COMPとHUELで意見が分かれるところかもしれませんが、味・価格の両方から見て私はHUEL派となりました。
HUEL Ready to drink(ドリンクタイプ)はツブもなくて非常に飲みやすいのですが、価格がちょっと高いのが難点。
手間は一番かからないし、持ち運びにも便利だから良いんですけどね。
万人にオススメできるか?と考えると、HUELのドリンクタイプはランク外になりました。
2000円OFFで始められます。
第5位:COMP GUMMY
第5位はCOMPのグミタイプ。
硬めのグミで、美味しい。(フルーツミックス味。)
真のグミ好きは「こんなのグミじゃない!」ってキレるかもしれないけれど(弾力がない)、私は別に気にしないかな。
こんなのひょいひょい食べてカロリーオーバーしちゃうよと思っていましたが、実際食べてみると結構お腹にたまる。
ジップ付きなのでちょっとだけ食べて残しておけるのもGOOD。
まとめ:3食完全食にする必要なし。
私は1日3食ある食事のうち、1食を完全食に置き換えるという方法で利用しています。
BASE BREADを朝食に利用したり、集中して仕事を片付けたいときにはドリンクタイプのCOMPやHUELも利用しています。
完全食(完全栄養食)というものがまだまだ一般に知られていません。
2019年8月にマイボイスコム株式会社が行った調査では、完全食を利用していると答えた人は1%、全く知らない人が60%という結果に。
まだまだ一般に認知されていない完全食ですが、簡単にバランスの取れた食事を摂ることができるということが分かればもっと広まる可能性は十分にあります。
また、私は完全食を使用したダイエットにもチャレンジしました。
まだまだこれから発展するであろう完全食。
手軽に・簡単に栄養バランスをと考えているのであれば、まずは主食を置き換えることができる完全食からチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

完全食は目的に応じて使い分けると非常に便利。
- とにかく時短のため
- 栄養バランスのため
- ダイエットをするため
もしダイエットをするために完全食を利用する事を考えているのなら、ぜひ1度読んでみてください。
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